和の風味|鰹節を通して百三十五年「尾道」の地で培った和の風味を大切に伝え続けます。

まるじょうについて

良質な海産物が
集まる港町・尾道

港町尾道は、平安時代末期、後白河法皇により開港されることをきっかけに、商港都市としての発展の歴史を辿ることになります。最盛期を迎えるのが「北前船」が寄港するようになった江戸時代中期です。「北前船」は河村瑞賢により開発された「西廻り航路」に就航し、北海道の松前から奥羽・北陸・山陰を経て大阪へと向かう船が、瀬戸内海を盛んに行き来するようになりました。
北海道から大阪に向かう「上り荷」には、昆布を始め、鰊、数の子、鮭といった北海道の海産物が、また大阪からの「下り荷」には、塩や畳表、酒、酢、鉄、砂糖、綿などの特産物が積み込まれていました。

尾道は、その北前船の寄港地となり、瀬戸内海における交易の一大中心地として大変な賑わいを見せていました。そんな名残で、今でも尾道には海産物を扱う業者が多くあり、各地から良質の海産物が入ってくるのです。

尾道とともに
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「まるじょう」は明治17年(1884年)本家より初代村上政次が独立し、海産物問屋村上政次商店として尾道にて創業しました。古くから尾道は天然の良港として海上輸送の集積地として栄え、住友銀行が神戸とともに最初に支店を開設したほどでした。
終戦後3代目村上末男は当時の食料不足を何とかしたいと考え、栄養価の高い鰹節製造メーカーとして現在地に工場を新設し、問 屋業から製造業へと転換しました。

平成に入り地元では「まるじょう」さんの呼び名で親しまれていることから、4代目村上晶は会社名を「株式会社村上政次商店」から「株式会社まるじょう」に 変更し今日に至っております。

「和の風味」を
子どもたちの世代へ

「まるじょう」が主力商品として手がけている鰹節は、和の味の基本を作りだすものです。それだけに「まるじょう」の基本精神は、品質本位。最も大切な「素材の吟味」と味を左右する「削り方の技術開発」に情熱をそそぎ高品質な商品を生み出しています。

これからもここ尾道の地で、品質本位の精神を守り続け、「豊かな食生活のすばらしさを子どもたちの世代へ伝え続けると同時に全社員の生活の安定と向上を追求する。」という経営理念のもと、お客さまの食卓に笑顔をお届けし続けて参りたいと考えています。

会社概要

社名 株式会社まるじょう
所在地 〒722-0002 広島県尾道市古浜町2−50
連絡先 TEL:0848-22-8228 /
MAIL:onomichi@e-marujo.co.jp
代表者 代表取締役 村上 浩太郎
製造及び
取扱い商品
花かつお / 削り節の一般消費者向け商品と業務用品目 / 寿ギフトセット
一般向けギフトセット各種
まるじょうへの
アクセス
JR:新尾道駅よりタクシー約15分・尾道駅よりタクシー約10分
お車:山陽自動車道 尾道IC→ 国道184号南約25分→ 国道旧2号線西約10分

会社沿革

図:会社沿革